成田美寿々がジュニア時代に感じたジャパンへの悔しさ 岡本綾子と青山加織の師弟関係とは?

2024.9.12(木)

 「有村の智慧」は、“女子ゴルフ界イチの勉強家”有村智恵の初冠番組だ。今回も前回に続いて、スピンオフ企画「原の智慧」。産休中の有村プロに変わり、原江里菜プロと青山加織プロの二人がMCとなり、ツアー通算7勝の吉田弓美子プロ、そして同13勝の成田美寿々プロを招いてゴルフ人生を振り返る。

 吉田プロと成田プロはともに井上透コーチに師事し、ジュニアスクールの先輩・後輩に当たる仲。しかし「アマチュア時代の実績がない」と話す成田プロはナショナルチームが憧れだったと語る。「ジャパン(のマークをウェアにつけたジュニア)の人は怖かった」と当時を笑いながら振り返ったが、試合会場で同じになった時に、海外でも戦うナショナルチームの選手たちを見て悔しい思いをしていたという。

 成田プロは1992年、青山プロは1985年生まれと少し年齢が離れているが、青山プロによると「5~6歳離れると世代が分からなくなる」とのこと。成田プロも6歳下が1998年生まれのいわゆる黄金世代に当たるが、それより下のプラチナ世代やダイヤモンド世代になると分からない選手が増えるようだ。

 最近は有望な若手がどんどん出てくることもあり「~世代」と分けられるが、“元祖黄金世代”だったのが青山プロ。同世代には宮里藍プロ、横峯さくらプロ、藤田さいきプロらが名を連ねる。

 青山プロがゴルフを始めたのは10歳の時だが、本人の意思ではなく、父親の繋がりで坂田塾に入ったのがきっかけ。しかし、周りの上手い子たちに負けたくないという気持ちからゴルフに没頭すると、何と当時の最年少記録となる12歳(小学6年)でレギュラーツアーに初出場を果たす。

 その後、15歳の時に坂田プロから岡本綾子プロへ預けられたことで、岡本プロを師事するようになった。現在、多くのツアープロを門下生に持つチーム岡本の創世記メンバーでもある。トーナメント会場では、チームで練習ラウンドやドライビングレンジ(ゴルフ練習場)への帯同、さらに食事をともにすることが多かったといい、岡本プロはそのような集団(チーム)行動を大事にしていたそうだ。

 チーム岡本の食事会は、欠席はもちろん、数年前までは途中で帰ることも許されていなかった。「飲もうが飲まないが、今日早く寝ようが、遅く寝ようが、明日の成績は決まっている」という岡本プロの名言があるほどの掟だった。青山プロはそれを負担に感じることもあったようだが、「自分の憧れている人に対して横柄なことはできない」と過去を振り返りつつ、師弟関係についての貴重な話を語ってくれた。

番組名
有村の智慧
放送日時

毎週

よる9時 〜 10時

出演者

有村智恵

制作著作

株式会社ジャパネットブロードキャスティング

制作協力

合同会社PRISM

※放送内容は変更となる場合があります。

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