羽川豊&細川和彦プロが語る…「右打ちと左打ち、どっちが正解?」

2024.11.5(火)

 「有村の智慧」は、“女子ゴルフ界イチの勉強家”有村智恵の初冠番組だ。産休中の有村プロに変わり、原江里菜プロと青山加織プロの二人がMCとなりお送りする、スピンオフ企画「原の智慧」。

 今回のゲストはツアー通算5勝の羽川豊プロとツアー通算8勝の細川和彦プロ。二人にはある共通点と相違点が。それは羽川プロが左利き・左打ち、細川プロが左利き・右打ちということ。利き手は同じながらも、それぞれ別の利き打ちでゴルフをする二人が語る。

 実は2年連続賞金王の今平周吾プロ、元世界ランク1位のジョーダン・スピースなど左利き・右打ちのトッププロは多く存在する。細川プロもゴルフを始めた当初は左利きだったというが、「左利き用の良いクラブはない」「ゴルフ場は右利き用に作られている」という話を聞いて、右打ちにシフトしたとの経緯が。今では左用クラブの種類は増えてきたが、羽川プロも「当時はあるものでやるしかなかった」と振り返る。

 海外に目を向けると左打ちのプロはフィル・ミケルソンらを含め多くいるが、日本では2020年にプロ入りした細野勇策プロが昨季に優勝争いを演じて話題となった。羽川プロはやはり左利きの選手が気になるようで「いつか優勝すると思うよ」と太鼓判を押した。

 しかし、羽川プロからすると「構えはターゲットに対してフラットに構えるだけで、スイング軌道は人それぞれだから」と右打ちと左打ちに差はないと話す。むしろ重要なのは球筋だとして「その人の持ち球がスライスなのかフックなのか、(もしくは)低い球なのかでスイングが変わるだけ」とした。

 一方、右打ちにシフトした細川プロは、左利きのために左手リードが利きやすいと思われがちだが、本人は「右手を柔らかく使いたい意識がある」。さらに、左利き・右打ちゴルファーの特徴を聞かれると「トップで左手が曲がる人が多い」と回答。羽川プロも「ゴルフで大事なのは手首の柔らかさ」と、ミケルソンを例に解説した。

 また、尾崎将司プロに師事していた時期もあったという羽川プロ。そこで学んだのは、徹底した体作りだという。「振れる体じゃないと戦えない」という考えのもとで、とにかく何度も何度もスイングを繰り返したそうだ。

 さらに、独自のパター、アプローチ理論も持っていたが、尾崎プロから細かく指導されることはなく「見て覚えろ」というスタンスだった。特にアプローチはフェースの入りが分かりやすいため、砂地から打つことを徹底していたといい「あれだけ勝っている人が、物凄く考えながらプレーしていた」と振り返った。

番組名
有村の智慧
放送日時

毎週

よる9時 〜 10時

出演者

有村智恵

制作著作

株式会社ジャパネットブロードキャスティング

制作協力

合同会社PRISM

※放送内容は変更となる場合があります。

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