羽川豊&細川和彦プロがMCの悩みを解決!アプローチの鍵はハンドダウン

2024.11.14(木)

 「有村の智慧」は、“女子ゴルフ界イチの勉強家”有村智恵の初冠番組だ。産休中の有村プロに変わり、原江里菜プロと青山加織プロの二人がMCとなりお送りする、スピンオフ企画「原の智慧」。ゲストは前回に引き続き、羽川豊プロと細川和彦プロ。今回は原プロと青山プロの悩みをベテランふたりが解決する。

 まずは、最近アプローチがしっくりこないと悩んでいる原プロ。現状のスイングを見た羽川プロは「ボールが浮かないでしょ」と指摘。実際にボールは浮かないものの、ポッコンはしてしまうと話した原プロだが、問題点はフェース面で球を捉えきれていないためコントロールができず、距離感が出せないことにあるというのが羽川プロの見立て。これを修正するアドバイスは「コックしてヘッドを上げたままスイングする」こと。すると、明らかにボールに当たる音が変わった!しっかりとフェースに乗ると、打球音は軽くなるそうだ。

 羽川プロによると、アプローチはバックスイングが重要で、ハンドダウンを癖づけるためにヘッドを上げたままスイングをすると良いという。ハンドダウンすることで、手が体の近くを通るようになり、スピンのかかった柔らかいボールが打てるようになる。「慣れるまでは極端にハンドダウンする意識で打つようにすると良い」とのこと。また、細川プロからは「グリッププレッシャーが強すぎるため、もっと柔らかく握ること」とのアドバイス。

 さらに、羽川プロはバックスイングで手首が曲がってしまうことも指摘。その結果、「フェースが下を向き、球が左に出やすくなるため、それを修正しようとして体が開いて打球が思うように飛ばなくなってしまうのでは?」と推測。そこを意識してアプローチをしてみると、柔らかいボールが出るようになった。

 さらに、バックスイングはドライバーなど他のクラブでも重要だという。原プロは左肩が下がってしまう癖があるため、切り返し後に体が起き上がるしかなくなり、インパクトで球を捕らえられない。そこで、先ほどのアプローチと同じ感覚でテークバックして、腰だけを回して振るとバックスイングからインパクトが同じ軌道になる。羽川プロは「クラブは上げて落とすだけ」と話し、「そうすればプレッシャーがかかる時でも同じスイングができる」と話した。

 続いては青山プロのスイングチェック。バックスイングの時点で羽川プロは「右膝が伸びて、右足の親指が浮いちゃうから力が逃げて擦った球が出る」と指摘。右肘を怪我したことがきっかけでスイングを修正したという青山プロだが、羽川プロの分析によると、その怪我も腰の回転不足が原因だとか。右膝を曲げた状態で腰が回るようになると、無理に腕を使う必要もなくなるため、負担が減るという。

 修正するためには、右膝を軽く前に出しながら、トップの位置で止め、あとは腰を回すだけ。実際にボールを打ってみると、これまでと感覚が変わるためハーフトップ気味の球が出るというが、「慣れてくればしっかりとインパクトが出来るようになる」とのアドバイス。

 さらに、右足の側面が浮かないように体重移動が出来ると、より力を伝えられてヘッドスピードを上げることも可能になる。スイングでどこかが痛い場合は、それはスイングがおかしいということ。正しいスイングが出来ているかのバロメータにするのが良いと両プロは話した。

番組名
有村の智慧
放送日時

毎週

よる9時 〜 10時

出演者

有村智恵

制作著作

株式会社ジャパネットブロードキャスティング

制作協力

合同会社PRISM

※放送内容は変更となる場合があります。

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