有村智恵プロが番組復帰!藤田さいきプロのスイングイメージは大好きな釣りと同じ?
「有村の智慧」は、“女子ゴルフ界イチの勉強家”有村智恵の初冠番組だ。今年2月の熊本合宿を最後に産休に入っていた有村プロが約半年ぶりに番組に復帰した放送回の模様をお届け!
7月のLADY GOカップの初戦が有村プロの番組復帰の場となった。産休中は準レギュラーの原江里菜プロが代理として番組MCを務めていたが、相棒の原プロも有村プロに会うのは久しぶりだそう。復帰を誰よりも待ち望んでいた原プロは、(有村プロから送られてきた)写真で何度か見ていたというが、赤ちゃんと待望の初対面!いざ会ってみると、その可愛さに感動する原プロ…。子供好きな一面が垣間見れた瞬間だった。
また、約1年間クラブを握っていなかったという有村プロは、8月の第2戦の会場で出産後の初打ちを行った。まずはグリーンへのアプローチを行うと、グリーンに乗せることはできたが「やっぱり当たらないですね」としっくり来ない様子。しかし、その後で練習場へと移動すると、すぐに感覚を取り戻したのかナイスショットを連発!産休前と変わらないスイングで本人もご満悦だった。
そして、復帰後初ゲストはツアー通算6勝の藤田さいきプロ。38歳を迎えた今もなおシード権を守り、今年は海外メジャーにも出場。その強さの秘密、支えてくれた夫との秘話に迫った。
有村プロいわく「自分とは真逆」というほど手首の力などを使う個性的なスイングの藤田プロ。コロナ禍にいっしょに練習ラウンドをしたことがきっかけで交流するようになったというが、そのスイングを見ているうちに発見があり、そういった”他の人から受ける気づきや、新たな発見をしたいという思い”が「有村の智慧」の番組開始の根底にあったという。
スイングの始動で少し体重移動があるのが藤田プロのスイングの特徴だが、それはゴルフを始めた当初に大人用の重いクラブを使っていたから。今でもスイングの改良を積み重ねており、ドライバーの飛距離は250ヤードと平均飛距離も年々伸びている。また、クラブについても「シーズン中でも新しいものを試す」というこだわりを見せる。
さらに、クラブは全体的に短いものが多いと話す藤田プロ。それでいて、グリップは手のひらいっぱいに握りたいという。有村プロはその理由を「スイングの中でクラブに遊びを入れるタイプだから、余らせて握るとそれができなくなるから」だと分析。そのイメージは藤田プロが好きだという趣味の釣りと一緒で、手首を使ってしならせるような感覚のようだ。
38歳ながら今季もメルセデスランキングで前半戦は10位台、自身初となる全米女子オープンにも出場するなどツアーの最前線を走っている藤田プロだが、今でもモチベーションは若手プロ並みにあると自負する。しかし、20代の頃は試合が連続して続く中でゴルフを辞めたいと思った頃もあったようだが、「ゴルフでついた傷はゴルフでしか癒せないから、苦しくてもやり続けるしかない」という心情のもと現役を続けてきた。
また、2011年に結婚した同学年の夫・和晃さんの存在も大きいようだ。2018年にシード権を落とした時には引退を決意したというが、夫からの「QTでダメだった時に考えればいいじゃない」という言葉に背中を押されて出場を決意し、27位で翌年の前半戦の出場権を獲得した。
そして、2022年6月にサントリーレディスでは優勝争いの末に2位、11月の大王製紙エリエールレディスでは11年ぶりの優勝を成し遂げたが、そこでも忘れられない夫からの言葉があるという。
サントリーレディス最終日、単独首位に立っていた藤田プロは極度の緊張状態にあったというが、その時にかけられた言葉は「結果はどうなってもいいから、つまらないゴルフはしないでね」。
「緊張してもいいから、みんなが楽しいって思うゴルフをやってね」という意味だったというが、11年ぶりの優勝を目の前にした藤田プロにとっては少々重い言葉だったようだ。しかし、「その言葉で攻める気持ちを持ち続けることができた」と話し、「結果的に優勝は逃したが2位となって全英女子オープンへの出場権を手にすることができたので良かった」と、当時と今の異なる心境を振り返った。
- 番組名
- 有村の智慧
- 放送日時
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毎週
木曜
よる9時 〜 10時 - 出演者
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有村智恵
- 制作著作
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株式会社ジャパネットブロードキャスティング
- 制作協力
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合同会社PRISM
※放送内容は変更となる場合があります。
有村の智慧