カット軌道を直すためポイントはボールの位置 スピン量を減らして飛距離アップ!

2024.8.5(月)

 「みんなの飛ばしTV」は349ヤードの記録を持つユージさんがプロコーチから様々なメソッドを学ぶほか、最新ギアの紹介などを紹介。とにかく「飛ばす」1時間だ。

 今回のゲストはマイナビ ネクストヒロインゴルフツアーで活躍中の伊藤真利奈プロ。伊藤プロのもっと飛距離を伸ばしたいという悩みを、これまで様々なプロを優勝に導いてきたツアープロコーチの堀尾研仁プロがデータを活用しながら解決していく。

 早速、アメリカ下部「エプソンツアー」にも参戦している伊藤プロの現在のデータ測定を実施。クラブスピードは43.1m/s、総飛距離も244.5ヤードで綺麗なストレートボールに、堀尾プロも「(直すところが)ないんじゃないですか?」と苦笑いしながらも、「まだまだ飛ばせます!」と飛距離アップに自信を見せる。

 堀尾プロが着目したのはスピン量。テストはでは3球打って、いずれも平均3,000rpmほどのスピン量だったのを減らすことでランが出るため、総飛距離を伸ばすことができるという。

 また、このスピン量は、ダイナミックロフト(インパクト時のロフト)と入射角の差、いわゆるスピンロフトが10〜11°だと適正になると言われているが、伊藤プロの場合はスピンロフトが16.3°とやや高めな数字に。カット軌道寄りのスイングで、フェースが上を向いていることがスピンロフトが増えている原因とのことで、これを修正していく。

 まずはアドレスの部分で、伊藤プロはボールを左側に置きヘッドファーストに構える傾向にあったが、これをボール一個分右足よりに置いてティーを低くする。こうすることで、同じスイングをしてもインサイドにボールを打つことができる。

 アマチュアゴルファーでスライスに悩む人は、ボールをより左足側に置くべきと勘違いしがちだが、打つ時にはフェースをターゲットに向けようとする習性があるため、ボールを内側に置けばフェースを閉じて当てることができる。

 いつもと違う位置にあるボールを打つため、最初は違和感を感じる人も多いだろうが、堀尾プロのアドバイスとしては「まずは極端にやってから徐々に戻していく」こと。最初はスタンスの真ん中にボールを置いて打ち、徐々に左足側へとずらしていくことで違和感を軽減することができる。

 最終テストでは伊藤プロは総飛距離で252ヤード(アドバイス前は244.5ヤード)を記録!ヘッドスピードは変わらなかったが、スピン量が2,493rpm(アドバイス前は平均3,000rpmほど)まで減ったことで飛距離を伸ばすことが出来たようだ。

番組名
みんなの飛ばしTV
放送日時

毎週

よる9時 〜 10時

出演者

ユージ

※放送内容は変更となる場合があります。

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