宮里藍プロの背中を追いかけた有村智恵プロ 「日本のツアーは世界一」その理由とは?

2024.8.7(水)

 「18H物語 ~18History~」は、ゴルフを通して人間性を伝えるトークドキュメンタリー番組。今回のゲストは、ツアー通算14勝を誇る有村智恵プロ。日米を股にかけて戦う国内屈指のショットメーカーだ。

 そんな有村プロが憧れの存在と語るのが宮里藍プロ。年齢は宮里プロが2つ上で、ジュニア時代から九州大会で一緒になることが多かった。当時から「独特のオーラというか、輝いていた。惹かれるものがあった」と語るほど特別な存在だった宮里プロから、中学時代に運命的な声がけをされる。

 当時、東北高等高校に在籍していた宮里プロだったが、3人のスコアが採用される団体戦で優勝に届かず、「あと一人いい選手がいれば..」という状態だった。すると、宮里プロは有村プロに「興味があれば是非とも(うちの学校に)来て欲しい」とスカウト。その足で学校も案内してもらい、入学が決まった。

 その後、プロゴルファーとなりツアーに参戦。すると2008年に不動裕理プロに競り勝って初優勝!翌年の2009年には年間5勝を挙げて賞金ランキングでも3位となった。国内の成績が上向くに連れて、海外メジャーの出場資格も獲得することができ、積極的に参戦した有村プロ。さらに多くの経験を積むことができたことで、考え方も広がっていったと話す。

 有村プロは自身のプレーだけでなく、さらに活躍の場所を広げていく。2019年にプレーヤーズ委員会の委員長に就任した。アメリカで戦った経験から、ギャラリーの数や世間への露出など、プロゴルファーが活躍する環境は日本の方が多いと感じていた有村プロは、「アメリカが世界一のツアーという概念を捨てていいんじゃないか」と考えたようだ。

 そんな国内ツアーを盛り上げるために、30代以上の女子プロによる大会「LADY GO CUP」を開催したが、これは子育てをしながらもプロゴルファーとして戦い続けることができるような環境を作りたいという思いから、有村智恵プロと原江里菜プロが発起人となった発案された大会だ。

 「私たちだけがこの大会をやりたいということではなくて、これを見た人がいいなと思って10人、20人くらいのコンペを開いてくれたりするといいなと思う。選択肢の1つになれば」と、自ら立ち上げた大会への想いを語った。

番組名
18H物語 ~18History~
放送日時

毎週

よる9時 〜 10時

出演者

立川談春、潮田玲子

※放送内容は変更となる場合があります。

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