BSJapanext 放送番組の編集の基準(番組基準)

世の中に埋もれた素晴らしい商品・サービス・情報・エンタメを選び抜いて編成し、尚且つ手軽に購入できる環境を広げていくことで、世の中のあらゆる素晴らしいものを“つなぎ”、生活の変化を通して、“ワクワク”を広げていく。

また当社は、民主主義の精神に従い、基本的人権を尊び、法と秩序を尊重し、言論と表現の自由の下、世の中に良い変化を生み出す前向きな言葉で、社会と地域の信頼にこたえる放送を行う。

当社は放送番組を次の基準によって編集する。

  1. 人権の尊重
    1. 人命を重視し、個人や団体の名誉を傷つけたり、信用を損なったりする取り扱いはしない。
    2. 人種・性・境遇・職業・信条などによって差別的な取り扱いはしない。
    3. 人身売買および売春・買春は肯定的に取り扱わない。
    4. 個人情報の取り扱いには十分注意し、プライバシーに配慮する。
  2. 法の尊重と政治的公正
    1. 法令を尊重し、これを否定するような取り扱いはしない。また係争中の問題についてはその審理を妨げないように慎重に取り扱う。
    2. すべての国、地域や、そこに暮らす国民や地域の人々、人種、民族に関することを扱う場合は公正に取り扱う。また、その立場や感情を尊重し、国際親善の妨げにならないよう配慮する。
    3. 政治や政治に関する事項は、公正に取り扱う。
    4. 政治・経済・社会問題等に関する意見はその責任の所在を明確にし、慎重に取り扱う。
  3. 児童および青少年への配慮
    1. 児童及び青少年の健全な人格形成に貢献し、前向きで正しい考え方・行動をとれるように配慮する。
    2. 児童向け番組では品性を損なうような表現を避け、暴力・悪徳・残忍・陰惨な表現で児童の心を過度に刺激したり、傷つけたりすることがないよう配慮する。
    3. 児童及び青少年の視聴時間帯を考慮した放送を行い、視聴年齢制限付作品の放送にあたってはその旨を表示で視聴者に注意を喚起する。
    4. 飲酒、喫煙など、20歳未満で禁止されている行為を是認するような取り扱いはしない。
    5. 児童及び青少年を出演させる場合は、ふさわしくない演出や扱いを行わない。
  4. 家庭・社会・文化の尊重
    1. 家庭生活を尊重するとともに、多様な価値観を踏まえ一面的な取り上げ方にならないようにする。
    2. 社会秩序・公衆道徳を尊重し、良い風俗や習慣、社会常識を乱すような表現は避ける。
    3. すべての国や地域、民族の文化とその多様性を尊重し、次世代につなぐ放送をする。
    4. 意見が対立している問題を扱う場合は、できるだけ多くの角度から論点を明らかにし、それぞれの意見を公正に取り扱う。
  5. 教育と教養の向上
    1. 教育番組は役立つ知識や専門的な事柄をわかりやすく伝え、視聴者が興味を持ち習得・学習できるようにする。
    2. 教養番組は視聴者に前向きな良い変化をもたらし、生活が豊かになるような知識・情報を放送する。
  6. 報道の責任と公正
    1. 報道にあたっては事実を公正に伝え、その取材・編集・解説等によって偏った印象や誤解を視聴者に与えないように配慮する。
    2. 事実の報道であったとしても、個人のプライバシーや権利を侵害したり、名誉を傷つけたりすることが無いよう十分配慮する。また陰惨な状況や模倣の恐れがある行為などの細かな表現は避ける。
    3. 誤報を行った場合には速やかに訂正・取り消しを行う。
  7. 宗教の尊重
    1. 信教の自由を尊重し、他宗・他派を誹謗中傷する行為や、その尊厳を傷つけるような表現、信仰を強要する表現は取り扱わない。
    2. 宗教に関する放送の際に、客観的事実や科学を無視・否定することにならないよう配慮する。
  8. 表現上の配慮
    1. 視聴者の視聴時間や生活状況を考慮し、適切な内容を放送する。
    2. 言葉や文字、言語はわかりやすく適正・適切なものを用いる。また、それらを日常的に使っている人に不快な感情を抱かせないよう配慮する。
    3. 下品、不快、卑猥な言葉や動作による表現はしない。
    4. 人心に恐怖や不安又は不快の念を起こさせるような表現は慎重に扱い、特に自死・残虐・陰湿・病的などの表現には十分配慮する。
    5. 迷信や非科学的な事象は肯定的に扱わず、占いや運勢判断などを断定的な取り扱いはしない。
    6. 国内外の作品の取り扱い・取材については、その時代背景や国・地域の実情、伝統・習慣などを十分に考慮の上で行う。
    7. ニュース形式など事実と誤認しやすい表現方法には十分配慮し、特定対象に呼びかける通信・通知、放送局の関知しない証言・勧誘などは行わない。
    8. 医療や健康、疾病・障がい等の情報を扱う場合は、いたずらに不安や楽観を与えたり、その境遇にある人の感情を損なったりするような取り扱いはしないとともに、適切な医療を受ける機会を失われることのないよう、十分配慮する。
    9. 潜在意識に訴えかけて公正さを欠くサブリミナル手法や、健康被害の恐れのある細かく点滅する映像などの手法は採用しない。
  9. 暴力・犯罪・性表現の配慮
    1. 暴力行為はどのような場合にも是認せず、その表現は最小限にとどめる。
    2. 精神的・肉体的問わず、残虐・陰惨な行為を誇大・過剰に表現しない。
    3. 犯罪については、法律を尊重し、犯人を魅力的に表現したり、犯罪行為を是認したりするような取り扱いはしない。また、模倣する気持ちを喚起させないよう十分に配慮する。
    4. 麻薬や銃刀などの使用・取扱いは最小限に抑え、過剰に魅力的に表現したり使用の動機につながったりするような取り扱いはしない。
    5. 詐欺や賭博、誘拐などの犯罪行為の表現は最小限に抑え、その手段・方法を詳細に表現しない。
    6. 性に関する事柄や表現は、過度に興味本位に陥ったり、視聴者に困惑・嫌悪の感じを抱かせることがないよう、十分配慮する。特に、青少年に有害な影響を与えることのないようにする。
    7. 言葉・身体・動作・表現・衣装などで下品・卑猥な印象を抱かせないようにする。
    8. 性的少数者を取り上げる場合は、その人権に十分配慮する。
  10. 視聴者参加と懸賞・景品の取り扱い
    1. 視聴者の参加はその機会を均等に保ち、出演者本人及び関係者の人権やプライバシー、感情に配慮する。
    2. 賞品・懸賞・景品類を提供する場合は社会常識の範囲内にとどめ、その参加者及び権利獲得者の選定には公正を期する。また、個人情報の取り扱いは十分配慮する。
  11. 広告の取扱いと表現上の配慮
    1. 広告は真実を伝え、関係法令を順守し、健全な社会生活に役立ち、視聴者に利益をもたらすものでなければならない。
    2. 対価を得て行う広告は、視聴者が広告放送であることを識別できるようにし、広告主及び責任の所在を明確にする。
    3. 広告で扱う企業・団体等の商品やサービス、情報、活動などは、その権利・性能・実態等が不明確なもの、虚偽・誇大・錯誤を生みやすいもの、非科学的なもの、風紀上好ましくないもの、公共の福祉に反するものは取り扱わない。また、関連法令に抵触する恐れがあるもの、必要な許認可を受けていないもの、他を誹謗中傷するもの、人権侵害や差別の助長につながるものも取り扱わない。
    4. 広告放送はわかりやすく、適正・適切な言葉と文字を用い、視聴者に錯誤を起こさせるような表現を避ける。また、その放送時間帯や生活状況を考慮し、不快な感情を抱かせないようにする。
    5. ショッピングは世の中に埋もれた素晴らしい商品・サービスを選び抜いてわかりやすく紹介し、生活の変化を通して視聴者の利益に貢献する。
  12. 医療・金融・不動産広告の配慮
    1. 医療・医薬品・医薬部外品・医療機器・化粧品・健康食品などの広告は関連法令に抵触したり、過度に不安感を抱かせたり、楽観させるような表現のものは取り扱わない。
    2. 金融関連の広告は、関連法令に抵触したり、安易な借入や利殖・投機などで視聴者利益を損なったりする恐れがあるものは取り扱わない。
    3. 不動産関連の広告は、関連法令に抵触したり、虚偽・誇大・不明瞭な内容などで視聴者利益を損なったりする恐れがあるものは取り扱わない。

この基準で定められた以外の細目は「日本民間放送連盟放送基準」に準拠する。