PGAツアーのウェルズファーゴ選手権が9日に開幕する。

会場はノースカロライナ州のクエイルホロークラブ（7,558ヤード・パー71）。16番からの上がり3ホールがグリーンマイルと呼ばれ、ここを耐えられるかが鍵となる。また、フェアウェイが狭く、周りには小川が流れていることでも有名だ。

松山英樹はマスターズ（38位タイ）以来、約1か月ぶりの出場を果たす。クエイルホロークラブは2017年の全米プロゴルフ選手権で5位タイとメジャー初制覇にあと一歩と迫った舞台。次週に迫る今年の全米プロ（16～19日／ケンタッキー州／バルハラゴルフクラブ）に向けて弾みをつけたいところ。

また、大会史上初の連覇に挑むウィンダム・クラーク、大会3勝のロリー・マキロイ、同2勝のマックス・ホマにも注目。中でもマキロイは2週前のダブルス戦、チューリッヒクラシック of ニューオリンズをシェーン・ローリーとのコンビで制しており、大会4勝目へ視界は良好だ。

さらにジェイソン・デイ、ブライアン・ハーマン、リッキー・ファウラーが歴代王者として出場。2017年の全米プロを制したジャスティン・トーマスや、前週優勝のテイラー・ペンドリス、ザンダー・シャフリー、パトリック・キャントレー、ビクトル・ホブランド、コリン・モリカワもエントリーした。

今大会はシグネチャーイベント（昇格大会）の第6戦で、賞金総額2,000万ドル（約31億円）、優勝賞金360万ドル（約5億6,000万円）で開催される。

（写真：Getty Images）

PGAツアー公式サイトが6日に発表した優勝予想ではマキロイが最有力に推された。ウェルズファーゴ選手権は優勝3回を含むトップ10入り8回と抜群の相性を誇る。

優勝予想2番手は前回王者のクラーク。昨年大会のツアー初優勝でブレイクし、以降も優勝2回、2位2回、3位2回と強さを維持している。

以下、3番手に昨年2位のシャフリー、4番手にホマ、5番手にトーマスと続く。

また、モリカワは6番手、キャントレーは11番手、マット・フィッツパトリックは13番手評価となっている。

松山は15番手までのランキングに含まれなかった。

（写真：Getty Images）