ハイドローの秘訣は「右足一本ドリル」でボールを捕まえろ!

2024.7.8(月)

 みんなの飛ばしTVは349ヤードの記録を持つユージさんがプロコーチなどから様々なメソッドを学ぶほか、最新ギアの秘密などを紹介する「飛ばす」ことにこだわる1時間。

 今回は人気YouTuberでPGAティーチングプロの菅原大地プロが、モデルの矢口カンナさんに飛ばしの極意を伝授。9歳からゴルフをはじめ、プロも目指していたという矢口さんのベストスコアはなんと「71」。矢口さんの普段の飛距離は約230ヤードとのことで、今回のレッスンでは捕まったドローボールで飛距離を出す秘訣を伝授してもらうことに。

 まず菅原プロは矢口さんのアドレスに注目。ドライバーにしては、ボールを上から打つ傾向がデータにも出ていたが、その原因としてアドレス時に右肩が前に出てしまっている。

 目標よりも左を向いた状態で、スライスが出やすくなるアマチュアゴルファーに多いセットアップだという。ここは両肩をターゲット方向に平行にするだけでアウトからクラブが入りづらくなるという。

 さらにボールを捕まえるためには、右足を軸として体を捻り打つことが必要。トップ時に体がターゲット方向に突っ込まないように、頭をボールの右側に残して打っていく。これを練習する方法として菅原プロが紹介したのが、「右足一本ドリル」。

 構えた後に左足を引き、右足だけで体を支えながらスイングする練習方法だ。まずは素振りで感覚を掴んでから、実際にボールを打つと頭と軸がボールの右側に残り、ボールを捕まえる感覚が分かると菅原プロ。

 そして、3つ目のポイントはアッパーブロー。矢口さんはダウンブローで打つ傾向がデータから見えていたが、その原因はスイングの軸が左に倒れていること。これをアッパーブローに直すドリルは、フォロースルー形を作った状態で前方からクラブを引っ張ってもらい、腕の力を抜いた状態で頭を右に残すイメージを掴む練習法だ。

 この時の注意点は左の壁を意識することと、お腹が上を向かずに下に向けること。この形が力を最大効率で伝える理想的なフォロスルーの形となる。