ナイスショット連発! 果たして決勝に駒を進めるのは⁉

2024.6.21(金)

 GOLF JOKER ~ゴルフジョーカー~は、優勝賞金100万円を懸けて行われる女子ゴルフ9ホールマッチプレートーナメント。

 トーナメントは準決勝に突入。第1試合は熊本県出身の野口彩未プロと東京都出身の20歳・榎本杏果がゴールデンクロスカントリークラブで対戦する。

 立ち上がりの3ホールはお互いパーセーブする展開でドローとなったが、試合が動いたのは4ホール目のパー4。両者フェアウェイキープをしながら、2打目で野口プロは104ヤードからピン横1.5mにつけるナイスショット。このバーディパットをきっちりと沈めて先手を取る。

 続く5ホール目はロングホール。前ホールのバーディで勢いに乗る野口プロは、2打目で残り99ヤードまで持ってくると、ピンを狙った3打目を再び1.7mにピタリ。一方、飛距離で勝る榎本は残り67ヤードからの3打目でさらに内側につけてプレッシャーをかける。すると、野口プロのバーディパットは僅かに切れてカップの左へ。榎本はしっかりと決めて、再びタイに戻す。

 6ホール目のパー4。野口プロはティーショットを右に曲げてラフとなると、2打目は目の前に木がある難しい状況に。それでも「フェードをかけるように打った」(野口プロ)ショットは見事にグリーンを捉える。すると、8mの難しいスライスラインのバーディパットを決め切ってこのホールを手にする。

 終盤に差し掛かり、なんとか取り返したい榎本。7ホール目は、ティーショットをフェアウェイに置くと132ヤードからの2打目でピン側につける。フォロースルーで右手を離しながらのナイスショットに本人も「大谷翔平スタイル」と笑うも、野口プロも負けじとバーディチャンスに。グリーン上の勝負は、2.4mのパットが惜しくもカップを半周した榎本に対して、1.5mを沈めた野口プロがリードを広げる。

 そして、ドーミーホールの8ホール目(パー3)。ショットが冴える野口プロは9Iでピン横1.8mに。一方の榎本もナイスショットで2.4mにつけるもの、一縷の望みを託したバーディパットは無常にもカップに蹴られて決着。両者ナイスショットが飛び出す好勝負を制した野口プロが決勝進出を決めた。