深堀圭一郎、プロテストではドライバーを握れず TUBE前田亘輝の応援歌が心の支えに

2024.5.2(木)

 18H物語 ~18History~は、プロゴルファーたちの熾烈な競争を勝ち抜き、頂点を極めた人間性を深く知りたい。挑戦し、挫折し、立ち上がった人間性を知りたい。自身の言葉で紡ぐから、そこに感情が見える。そこに多くの生きるヒントがある。男女トッププロゴルファーを迎えてそのヒストリーを語りつつ、記憶の一打を再現し、ゴルフを通して人間性を伝えるトークドキュメンタリー番組です。

 今回はツアー通算8勝の深堀圭一郎プロが出演。23歳でプロテストに一発合格しましたが、この時はドライバーイップスに悩まされており、72ホールで1回もドライバーを握らなかったと言います。「アイアンも含めてティーアップなしでやり切りました」と、フェースが真右に向いて下りてくるような恐怖感があったそうです。

「72ホール目、ティーショットは6番アイアンで打ちました。ビビッて、ビビッて。ここをクリアすればプロだって分かっているのに、どうやったら終われるかな? ドライバーは持てないし、3番ウッドも持てない。そんな時は下から上げていけと言われたので、サンドは打てる、ピッチングは打てる、5番(アイアン)は持てない、6番ならいけると思いました」

 プロのライセンスは取得したのですが、その後の大会の出場順位を決める予選会でもイップスは付きまといました。丸山茂樹プロなどの同世代が活躍しているなか、深堀プロは上手く行かず、「俺のレベルじゃ届かないんだな、何でかな?」と自然に涙が出てきたと言います。

 そんな中、親交のあったTUBEの前田さんが「傷だらけのhero」という応援歌を深堀プロにプレゼント。「前田さんはアスリートを応援して下さる方。僕が予選落ちをしたり、試合に出られない時、苦しい時によく一緒に回ってもらって(前田さんは)ライブ前にゴルフをしたり、ゴルフが終わってからレコーディングをしたりしてました」と、前田さんは間近で深堀プロの苦しさを感じたからこそ「傷だらけのhero」はより染みる曲になったのです。

番組名
18H物語 ~18History~
放送日時

毎週

よる9時 〜 10時

出演者

立川談春、潮田玲子

※放送内容は変更となる場合があります。

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