常勝・ジャンボ軍団の強さの秘訣は「素振り」 尾崎直道プロの緊張への対処法は?

2024.7.4(木)

 有村の智慧は、“女子ゴルフ界イチの勉強家”有村智恵の初冠番組。前回に引き続き、有村が産休に入ったため準レギュラーの原江里菜プロと堀奈津佳プロが代役MCとして登場。ツアー通算32勝の尾崎直道プロ、同7勝の東聡プロのレジェンド二人をゲストとして迎えてトークする。

 二人は言わずと知れたジャンボ軍団の一員。通算113勝の尾崎将司プロをはじめ、1988年から12年間にわたって賞金王のタイトルを独占してきた男子ゴルフ界最強集団だ。

 そんな常勝軍団の強さを支えたのは練習量にあったようで、直道プロは「ホテルで眠れない日は、廊下をフェアウェイに見立てて素振りをしていた」と明かす。また、学生時代は車もなく練習場に通えない時もあったため、自宅近くの道路でゴムボールを使った練習を積み重ねた。「ボールの球筋だけでスイングを作った」と話すと、奈津佳プロは思わず「かっこいい」と驚嘆。地道なトレーニングから、様々なボールを扱えるようになったと話した。

 素振りを重視するのは、ジャンボ軍団の伝統だ。東プロはトーナメント中の食事の後、毎日のように将司プロに部屋に呼び出され、素振りをしたエピソードを明かした。素振りの軌道からどのような球が出るのかイメージできるまで練習したという。

 しかし、秘密の特訓が行われていたことを直道プロは知らなかったようで「ジャンボも人に教えるんだ」と驚き。自身はあまり指導を受けたことがなかったようで「(部屋に呼び出されていたのは)怒られていると思っていた。ライバルとして見てたから教えたくなかったんだな」と笑った。

 素振りを重要視する理由を「ゴルフはイメージだから」と話す直道プロ。コースのレイアウトに対して、ドローやフェードなど最適なボールを打つからこそ、素振りでボールをイメージできることが必要だ。現代ゴルフではターゲットに向かってまっすぐ打つことが多いが、これは「ボールが強くなったから。糸巻きボールやパーシモンの時代は風にも弱いし、曲がることが前提だった」と振り返った。

 ツアーで多くの勝利を積み重ねてきた直道プロだが、東プロはその秘訣を「(将司プロ、直道プロも)締めが強い」と終盤での勝負強さと話す。直道プロは、最終ホールでの多くのギャラリーが見守る中で「いいプレーを見せてやる」と気持ちが乗るようだ。そんな、直道プロでも緊張することはあるようで、その対処法は「気分を変えるためにつぶやく」こと。1メートルのパットでも「あーらよっと」とつぶやきながら打つだけで、気持ちが楽になると語った。

番組名
有村の智慧
放送日時

毎週

よる9時 〜 10時

出演者

有村智恵

制作著作

株式会社ジャパネットブロードキャスティング

制作協力

合同会社PRISM

※放送内容は変更となる場合があります。

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